マスコミには絶対に理解できないnarouのこと

赤・750ml シラー50％ 樹齢30年、ソーヴィニヨン・ブラン50% 樹齢15-30年（いずれもヴァランタン・ヴァレスの葡萄） 土壌：沖積土に砂岩、砂、二酸化ケイ素・シリカ、石英の多く含むテロワール 醸造：両セパージュ混醸造。

ミルフゥーユのようにタンクにソーヴィニョンとシラーを交互に入れていく。

除梗無し破砕無しのグラップ・アンティエールを15日間醸し。

ピジャージュ無し。

プレスしてステンレス製タンクで12か月間酸化熟成。

ウィヤージュ無しで産膜酵母発生。

味わい：ポート酒のような酸化ニュアンス、フローラル、成熟した果実の濃厚さ。

酸化ニュアンスが揮発酸をいい感じにまろやかにしてくれて旨み抜群。

：「Y EN A」「ヨンナ」は「あるよ！」「入っているよ！」という意味。

「うん？揮発酸？かなりあるよ！」という意味合い。

このワインは揮発酸がかなり発生しているが、産膜酵母からくる酸化ニュアンスがその揮発酸臭をとても柔らかくまろやかにしてくれ、香りではあまり感じさせないバランスのいいキュベ。

しかし実際結構あるので、「ヨンナ！」また、白ぶどうも赤ぶどうも入っているよ！ヨンナ！という意味も含む。

20代にルネ・モスで4年間ほど働いた後にパリのシャトー・ブリアンでシェフ・ソムリエ時代を経て、ヴァランタン・ヴァルスを手伝いながらワイン造りをスタートさせたセバスチャン・シャティヨンのファーストヴィンテージです。